大学の授業は、当初は4月下旬から開始するとのことでしたが、この1カ月で新しい授業方法を取り入れることが急遽決まりました。講義中心の従来の授業内容は準備できていましたが、その表示・伝達方法があたらしくなり、授業内容も従来のままでは不都合な点も出てきました。例えば、指示を読んで、指定画面に入り、そこから自分の必要な項目に移動するだけでも手間がかかります。グーグル検索できない大学の授業サイトは探すだけでも大変です。そこに、自分の履修科目が並んで、毎週のように更新されて―です。システムに慣れればいい、という供給サイドの言い分は、使い勝手の良いもの、スタイルが提示されて順調に進むことができて成り立ちます。ネット上でサイトが整理されてくれば使いやすくなると思いますが、まだ使い始めたばかりではそうもいきません。

1)大学では、新しい授業に対応できるように授業支援システムを準備していますが、教員がこれに習熟しているとは必ずしもしえない状況です。今回のように早急に新しい授業を準備しようとする場合、教員側が表示・伝達方法に習熟していないと、履修学生の就学に支障が出てしまうでしょう。例えば、新車の開発に当たって、エンジンも車体もシャーシーもすべて新設計するのは時間がかかります。他方、ハイブリッド車は、従来のエンジンと新しいエンジンを組み合わせ、車体も旧来の方式を踏襲して「新車」としました。この事例から言えば、全てを新しくして、授業に臨むには、リスクが高いので、一部は従来の方式を踏襲していきたいと思います。
さいわい鳥飼担当授業では、15年以上前からウェッブを使って、授業の資料を提示したり、小レポートを課したり、提出してもらったりと、経験を蓄積してきました。2020年度もそれらを取り入れて授業を進めたいと思います。手始めにウェッブ検索して鳥飼行博研究室(http://torikai.starfree.jp/)、このブログ掲示(http://torikai007.livedoor.blog/)の2点と授業支援システムを使って、鳥飼行博担当の2020年度の授業を始めたいと思います。

2)テキストは、新しい授業方式では必須になります。授業シラバスにも記載しましたが、
東海大学「環境協力論」、中央大学「環境政策I」「環境政策II」の授業テキストは共通で、鳥飼行博著『開発と環境の経済学―人間開発論の視点から』東海大学出版部(ISBN: 9784486014195)です。これらの授業履修に際しては、東海大学出版部、紀伊国屋書店のサイトを参考に入手し手元においてください。授業はテキストが目の前にあることを前提に行います。また、東海大学教養学部人間環境学科社会環境課程新入生全員が対象となる「財政学」の授業は、参考書に『写真・ポスターから学ぶ戦争の百年―二十世紀初頭から現在まで』青弓社(ISBN-10: 4787220284)を指定しています。授業でも言及しますので、手元に置いてあれば参照するのに便利です。